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【保存版】よく使うLinuxコマンド一覧

2020年11月5日

よく使うLinuxコマンド一覧

pwd

カレントディレクトリのフルパスを表示します。

// /home/hoge内で実行
$ pwd
/home/hoge

cd [ディレクトリ]

作業ディレクトリを、指定したパスに移動します。
絶対パス、相対パスそれぞれでの指定が可能です。

絶対パスで指定する場合は、ルートディレクトリからの指定が必要です。
相対パスで指定する場合、./現在の階層、../で一つ上の階層を意味します。

// 絶対パスで指定する場合
$ cd /home/hoge

// 相対パスで指定する場合
$ cd ./hoge/fuga

// 一つ上の階層に移動する場合
$ cd ..

ls [ディレクトリ]

指定したディレクトリに存在するファイル、ディレクトリの一覧を表示します。

ディレクトリを指定しない場合は、カレントディレクトリが対象になります。
上記の用途で使うことが多いです。

$ ls /home/hoge
hoge fuga.txt

lsコマンドのオプション

特に、ディレクトリの中身を正確に把握するために、-l,-aオプションはよく使います。

  • -l:リスト形式で表示する。
  • -a:隠しファイルを含めて表示する。
$ ls -la
drwxr-xr-x 3 hoge staff 96 10 7 09:09 .
drwxr-xr-x 4 hoge staff 128 9 14 22:01 ..
-rw-r--r-- 1 hoge staff 629 10 26 07:59 hoge.txt

cat [ファイル]

指定したファイルの中身を確認します。

// hoge.txtファイルの中身を確認
$ cat hoge.txt
hoge
fuga

catコマンドのオプション

  • -n:開いたファイルの行番号を表示する。
$ cat -n hoge.txt
1 aaa
2 ebb
3 ccc

また、catコマンドでファイルに別ファイルの内容を追加したり、ファイル同士を連結することもできます。

$ cat hoge.txt
aaa
bbb
$ cat hoge.txt > fuga.txt
aaa
bbb

「>」はリダイレクトといい、hoge.txtに記載されている標準出力をfuga.txtに渡して内容を上書きしています。

$ cat hoge.txt
aaa
$ cat fuga.txt
bbb
$ cat hoge.txt >> fuga.txt
aaa
bbb

「>>」のリダイレクトを使うと、上書きではなく追加が可能です。

less [ファイル名]

指定したファイルの内容を1画面づつ表示します。
readonlyで開くので、編集NGのログファイルを開くのに向いています。
また、開く際にファイルを全て読み込まないので、起動が早いです。

lessコマンドのオプション

  • -S:1行が画面に入り切らない場合、折り返さない。
  • -g:検索したとき、カーソルがある行のみハイライトさせる。
  • -i:検索時に全部小文字で入力したときだけ大文字小文字を無視する。
  • -M:詳しいプロンプトを表示する。

その他の便利機能

  • 「/[検索語句]」でファイル内を検索できる
  • 「&[検索語句]」と打つと検索語句を含む行のみ検索できる

vim [ファイル名]

vimエディタを開きます。
ターミナル上でのちょっとしたファイルの編集作業は、vimエディタを使うのが便利です。

$ vim hoge.txt

vimエディタは奥が深いのでここでは解説しませんが、オススメですので導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ssh [ホスト名]

リモートホストにsshで接続します。
パスワード認証の設定をしている場合はパスワードを入力してあげてください。

$ ssh example.com

公開鍵暗号による接続の場合は、-iオプションで秘密鍵のパスを指定します。

$ ssh example.com -i ~/.ssh/id_rsa

mkdir [ディレクトリ名]

新しくディレクトリを作成します。

$ mkdir hogehoge

mkdirのオプション

  • -p:親ディレクトリがなければ同時に作成します。
// 親ディレクトリのhogeとfuga.txtを同時に作成します。
mkdir -p hoge/fuga.txt

rm [ファイル、ディレクトリ名]

指定したファイル、ディレクトリを削除します。

// hoge.txtを削除
$ rm hoge.txt
// fugaディレクトリを削除
$ rm -r fuga

rmのオプション

  • -r:指定したディレクトリを再帰的に削除する。
  • -f:削除時の警告を表示しない。

$ ls hoge
hoge.txt fuga.txt
$ rm -rf hoge

chmod [パーミッション] [ディレクトリ、ファイル]

指定したディレクトリやファイルのパーミッションを変更します。

パーミッションは、3つの数字の並びで表現されます。
それぞれの数字が[ユーザ]、[グループ]、[その他]に対応しています。
さらに、それぞれの数字が読み込み権限、書き込み権限、実行権限の意味になっており、それぞれ4, 2, 1が対応しています。

例を挙げると、読み込み権限と書き込み権限を与える場合は、4 + 2 = 6 になります。

$ chmod 644 hoge.txt
$ ls -l
-rw-r--r-- 1 hogehoge staff 0 10 28 20:12 hoge.txt

上の例だと、「hogehoge」ユーザに読み込み権限と書き込み権限を
「staff」グループとその他に読み込み権限が与えられています。

chown [所有者名] [ディレクトリ、ファイル]

指定したディレクトリやファイルの所有者を変更します。

$ chown hoge fuga.txt
$ ls -l
-rw-r--r-- 1 hoge staff 0 11 4 19:20 fuga.txt

chgrp [所有グループ] [ディレクトリ、ファイル]

指定したディレクトリやファイルの所有グループを変更します。

// fuga.txtの所有グループをhogehogeグループに変更
$ chgrp hogehoge fuga.txt
$ ls -l
-rw-r--r-- 1 hoge hogehoge 0 11 4 19:20 fuga.txt

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