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ストレングスファインダーの活用方法【34の資質から強みを見極めよう】

2021年1月9日

悩む人
自分の強みを活かして充実した人生を送るにはどうしたら良いんだろう...

と悩んでいる方向けに、自分の強みを活かす方法を紹介します。
この記事を読むことで、ストレングスファインダーというツールを使って自分の資質を明らかにし、強みに変える方法がわかります。

ストレングスファインダーとは【34の資質】

ストレングスファインダーとは、米Gallup社が提供する診断テストです。
180問の設問に答えることで、自分の強みのタネとなる資質を明らかにすることができます。
1問ごとに20秒の時間制限があり、所要時間は最大1時間ですがサクサク回答すれば30〜40分程度で回答できます。
>> Gallup公式HPはこちら

診断結果は、「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」の4つの資質グループに分けられた34の資質に分類されます。
資質グループと資質項目の内訳は以下のような感じです。

診断結果として、この34の資質項目の中から上位5つを知ることができます。
※追加料金を払えば、全ての資質の順位を知ることができます。

ここで注意したいのは、診断結果からわかるのは自分が持っている「資質」であるということです。
ストレングスファインダーでは、「強みの方程式」としてという考え方があります。

才能(頻繁に繰り返す思考、感情、行動パターン)
 ×
投資(練習やスキル開発、知識を身に付けるためにかける時間)
= 強み(常に完璧に近い成果を生み出す能力)

出典:【書籍】さあ、才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0

診断結果からわかる「才能」(資質)を元に、「投資」を通して自分の「強み」を開発していきましょう。

ストレングスファインダー活用の具体例

ここまでの説明では、どのように「資質」「強み」に変えていけばいいかわからないですよね。
自分の診断結果の実例を元に、考え方を具体的に解説していきます。

診断結果の具体例

まず、自分の診断結果を公開しますね。

結果は、4つの資質グループ毎に 実行力 影響力 人間関係構築力 戦略的思考力 で色分けされていてとても見やすいですよね。

ストレングスファインダーでは、まず上位10個の項目に注目して強みを探すことを推奨されています。
自分の場合、「戦略的思考力」「実行力」が上位に来ていますね。
逆に、「影響力」の項目が上位10に入ってないので、ここは強みにはなりにくいことがわかります。

人の普段の行動は、この上位10個の資質によってほとんど決まってくるみたいですね。
ここから、資質ごとに詳しく見ていきましょう。

上位の資質から強みを明らかにする

さて、上位10は少し多いので、上位5つの資質について順番に見ていきます。

上位5つの資質

  • 学習欲
  • 調和性
  • 慎重さ
  • 内省
  • 収集心

1位:学習欲

「学習欲」の資質についての説明は以下のとおりです。

「学習欲」の資質が高い人は、学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。結果よりも学習すること自体に意義を見出します。

出典:https://gallup.com/
引用元:Gallup社公式HP

昔から、学習することによって知識が深まったり、できないことができるようになるのが楽しいと感じる方です。
好きだと思ったらその分野を徹底的に勉強し、誰よりも詳しい状態まで知識を集めたりしていましたね。
解説にもある通り、学んだ結果が何に役立つかということより、プロセスを楽しむことが多いです。

現職のエンジニアという職業も、常に新しい技術を学習し続けなければならない環境ですが、学習というプロセスを楽しみつつ続けられています。
「学習欲」の資質がない人には、務まらない職業だと思います。

つまり、「学習欲」という「資質」をある程度「強み」に変えることができている状態です。

逆に、この「学習欲」という「資質」が活きない状況では、「弱み」になってしまいます。
例えば、単純作業で、やっていて学びや成長に繋がりにくい作業ですね。
やったことはありませんが、工場のラインでの検品作業や、スーパーのレジ打ちなどは務まらないと思います...

2位:調和性

「調和性」の資質についての説明は以下のとおりです。

「調和性」の資質が高い人は、意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。

出典:https://gallup.com/
引用元:Gallup社公式HP

意見が衝突するのは嫌いなので、妥協点を探しがちです。
というより、そもそも意見が対立する可能性が高い議論をすることから逃げてしまっていますね。

この「資質」「強み」になるのは、複数者間の調整役ですね。
議論の落としどころを見つけてまとめることが得意です。

逆に、例えばこちら側の意見を通したり交渉する必要がある営業やセールスではこの「資質」は完全に「弱み」になってしまいます。
確かに、セールスでうまく商品を売り込むことはできそうにありません。

とくに調整役を担っているわけでもないので、この「調和性」「資質」「強み」にできていない状況です。

3位:慎重さ

「慎重さ」の資質についての説明は以下のとおりです。

「慎重さ」の資質が高い人は、決定や選択を行うときに細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。

出典:https://gallup.com/
引用元:Gallup社公式HP

何か重大な行動を起こす際は、起こりうるリスクを全て洗い出して、じっくり検証してから動くほうですね。
影響が小さい場合やリスクが小さい場合は即座に行動することもできますが、重大な決断をする場合は動きが遅くなりがちです。

事前の計画が必要な作業などでも、作業に取り掛かる前に、考えられるリスクを洗い出してから着手するようにしています。
結果として、あとになって想定外のリスクに直面することも少ないので、「資質」「強み」にすることができています。

この資質を持っている場合は、即座の意思決定が要求される状況だと力を発揮できないですね。
例えば、その場の判断力が必要とされる「パイロット」、「救急医療nのスタッフ」などでしょうか。

その瞬間で適切な対応を求められる環境ではこの資質は「弱み」になってしまいます。

4位:内省

「内省」の資質についての説明は以下のとおりです。

「内省」の資質が高い人は、知的な活動に多くの時間を費やします。内省的で、知的な議論が好きです。

出典:https://gallup.com/
引用元:Gallup社公式HP

1人でいるときは、常に何かを考えています。
3位の「慎重さ」の資質にも通じるものがありますが、何かを始めるときもまず1人で思考を深めて、計画の最初から最後までを全て通してイメージしてから行動に移すことが多いですね。
事前の行動計画を綿密に立てなければいけない場面ではこの「資質」は活かせています。

逆に、1人の時間を取りにくい状況ではこの「資質」は活きませんね。

5位:収集心

「収集心」の資質についての説明は以下のとおりです。

「収集心」の資質が高い人は、収集や蓄積を必要とします。その対象には、情報、アイデア、人工物だけでなく、人間関係も含まれる場合があります。

出典:https://gallup.com/
引用元:Gallup社公式HP

これも、1位の「学習欲」と通じるものがありますね。
学習して情報や知識を集めるのはとても好きです。

ただ、知識や情報を集めるだけだとインプット過多になってしまうんですよね。
「学習欲」「収集心」が高い場合は、合わせてアウトプット力も磨くと集めた情報や知識が活きてくると思います。

集めた情報や知識をアウトプットして他者貢献に使うことを意識していれば、「強み」にすることができますね。

「資質」の活用方法まとめ

いかがでしょうか。
ストレングスファインダーでは、診断を受けることで自分の隠れた「資質」を明らかにすることができます。
しかし、「資質」を把握するだけでは不十分で、その「資質」「強み」にとして活かすためには、環境を自ら選択し、継続的な改善の努力をすることが必要なのです。

改めて、自分の例を参考に「資質」とそれが「強み」になる場合と「弱み」になってしまう場合をまとめておきますね。

資質 強みになる状況 弱みになる状況
学習欲 学習を継続して、成長や可能性を広げることができる(例:エンジニア、コンサルなど) 得られる学びや成長が少ない
調和性 複数者間の利害調整役 他人を説得して自分の意見を通す(営業、セールスなど)
慎重さ 計画の最初から終わりまでを見通してから作業に着手する 一瞬で適切な判断を下す必要がある(パイロット、救急医療スタッフなど)
内省 自分1人でじっくり思考し、行動する計画を十分に練るための時間が確保されている 1人で思考する時間が確保できない
収集心 集めた多くの情報や知識を他者に教える ひたすら情報をインプットするだけで、アウトプットする機会を作らない

皆さんが自分の診断結果を元に「強み」を考える場合は、このようにして「資質」が活きるように環境を整えたり、努力を重ねて圧倒的な「強み」を発揮できるように工夫してみて下さい。

ストレングスファインダーの利用方法

さて、ここまでで診断結果から「資質」を「強み」にしていくための考え方を解説してきました。
最後にストレングスファインダーの利用方法をご紹介します。

利用料金

診断方法と利用料金は以下の表のとおりです。

利用方法 料金(税込)
上位5資質のみ 全34資質 上位5資質から全34資質へのアップグレード
書籍付属のアクセスコードを使う ¥1,980(書籍代) なし なし
Gallup社の公式HPからアクセスする ¥2,340 ¥5,850 ¥4,680
スマホアプリから利用する ¥2,400 ¥10,800 ¥8,400

自分は書籍版を購入し、後で34資質へアップグレードしました。
公式HPからいきなり34資質版を購入するのもアリですが、各資質の説明を読みたかったので最初は書籍を購入してみるのもいいと思います。

診断方法

書籍付属のアクセスコードを使う

書籍「さあ、才能に目覚めよう」を購入すると、ストレングスファインダー診断用のアクセスコードが付属しているので、それを使う方法です。
アクセスコードを入手したら、以下のサイトにアクセスし「コードの引換」から診断に進んで下さい。
※初回利用だと、アカウント登録が必要です。


>> アクセスコードの引き換えはこちらから

注意点として、書籍付属のアクセスコードは一回しか使えないので、必ず新品を購入するようにして下さい。

Gallup社の公式HPからアクセスする

Gallup社の公式HPにアクセスし、「ストア」ボタンをクリックして下さい。
>> Gallup社の公式HPはこちら

診断プラン一覧

お好みの診断プランを選択して、診断に進んで下さい。

  • クリフトンストレングス34
  • クリフトンストレングスの上位資質(トップ5)
  • クリフトンストレングス34アップグレード

スマホアプリから利用する

スマホアプリから診断を受ける方法です。
iOS、Andriod端末双方に対応しています。
>> iOS端末版アプリのダウンロードはこちら
>> Android端末版アプリのダウンロードはこちら

ストレングスファインダーを受けることで、自分の核れた資質に気づくことができ、意識的に開発すれば自身の「強み」にしていくことができます。
自分の強みを活かして、人生をさらに輝かせたいと考えている方は、一度受けてみてはいかがでしょうか。

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