今回は、精神科医で作家/YouTuberでもある樺沢紫苑先生著「神・時間術」について、要点を解説しつつ、自分で実践した結果を紹介していきます。
普段の生活、仕事に追われて時間が足りない、もっと時間がほしいと感じている方は是非読んでみてください。
個人的に、この手の本の中ではかなりの良書だと感じました。
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神・時間術とは
本書の中では、樺沢先生本人の実体験に基づいて効率的な時間の使い方が書かれており、先生ご自身の神がかった時間の使い方をまとめて「神・時間術」と呼んでいます。
神がかっているってどのくらい?というと、樺沢先生の年間の生産量は以下のとおりです。
- 毎日、午前中は執筆時間で年3冊の本を出版
- メルマガ、YouTube、Facebook、ブログを毎日更新
- 月6回の病院診療
- 月20冊以上の読書と書評を公開
- 月2、3 回のセミナー、講演活動(いずれもオリジナルで新規の内容)
(引用:「神・時間術」樺沢紫苑著)
これほどの生産量を毎日約7年間も継続しながら、人の2倍遊んでいるようです。
恐ろしい程の生産性の高さですね。
この生産量を維持するための基盤となっているのが本書でまとめられている「神・時間術」なのです。
どんな時間術なのか、気になってきましたね?
早速解説していきましょー!
朝の時間帯の使い方
樺沢先生は作家なので、仕事の内容としては執筆等の集中力を要する仕事が多いのですが、それらの仕事は必ず午前中に取り組むそうです。
という意見が聞こえてきそうですね。
自分も最初はそうで、朝起きてすぐの時間は頭が働く感覚はなく朝の時間を有効に使えていませんでした。
しかし、本書のすすめのとおり朝の散歩、朝シャワーと組み合わせることで起床直後でも頭を作業モードに切り替えることができ、かなり作業が捗るようになりました。
コツとしては、頭を起こす行動を取ることですね。
具体的に言うと、副交感神経優位な状態から交感神経優位な状態に切り替えることで、頭は作業モードに切り替わります。
散歩によるリズム運動、シャワーによる刺激により、交感神経優位な状態に切り替えることができます。
これらを実践すると、驚くほど朝から作業に集中できますよ。
おすすめです。
集中力を妨げる要因は排除すべし
時間効率を高めて生産性を上げるには、集中できる時間をいかに増やすかが大事です。
しかし、普段仕事をしていると集中力を遮断される状況はかなり多いですよね。
周りの人から話しかけられる、電話対応する等は典型的な例ですね。
これらの要因は徹底的に排除しましょう。
集中したいときは会議室にこもって鬼作業する、余計なものをデスクの上やPCのデスクトップに置かない等はすぐできますよね。
自分は、集中作業をするときはスマホは視界に入らない位置に置き、AirPodsで周囲の雑音を遮断し、スマホとPCのすべての通知は切るようにしています。
特に、スマホの通知は意識していなくても集中力を削いでしまっているので、オフにすることをおすすめします。
驚くほど集中できますよ。
運動で集中力回復
午前中から仕事を続けて、午後になると集中力は落ちてしまいます。
そのまま作業を続けていると、生産性の低い状態のまま午後の作業をすることになってしまいます。
樺沢先生は、午後に集中力が切れたところで1時間程度の運動をしているそうです。
ただ、会社員だと就業時間中に1時間も運動するのは難しいですよね。
そこで、就業時間中でも5〜10分程度の休憩は許容されていると思いますので、その時間を使いましょう。
階段を昇降する、外に出て近所を軽く散歩する等でも十分なリフレッシュ効果が期待できます。
さらに、一日中座りっぱなしだと健康にも良くないという話もありますので、健康維持的にも運動は習慣化していきたいですね。
自分は、午後3〜4時くらいになって集中力が落ちてきたと感じたら外の空気を吸いながら散歩することを習慣にしています。
結果として運動後の集中力が明らかにUPしました。
是非、少しづつでもいいので運動を習慣化してみてください。
夜のリフレッシュ方法
日本人は勤勉な方が多く、結果として遅くまで残業をして帰宅時間が遅くなってしまいがちです。
しかし、遅くまで働いて、帰宅したらご飯を食べて寝るだけといった毎日では、その日のストレスや疲労を翌日に持ち越すことになってしまいます。
本書の中で、樺沢先生はその日のストレスを翌日に持ち越さないようにすることを推奨されています。
その日のストレスや疲労が残った状態では、翌日の仕事に対して高いパフォーマンスを発揮できないですよね。
可能な限り、夜の寝る前2時間はリラックスする時間を設けるようにしてください。
その時は、朝と逆で過度な刺激は避けるような行動を取りましょう。
具体的には、読書、家族とのコミュニケーション等ですね。
自分の場合は、基本的に夜の寝る前2時間はPCやスマホ等の光っているディスプレイは見ないようにし、kindleで読書または妻との会話の時間に充てるようにしています。
特に、パートナーやペットとのスキンシップを取ることで、幸せホルモンの一つであるオキシトシンが分泌され幸福度が増すそうです。
皆さんも、自分がリラックスできる方法を考えて実践してみてください。
遊びにも全力で取り組む
普段仕事漬けになってしまっている方も、意識的に遊びの時間を設けるようにしてください。
これは上で書いた夜のリフレッシュ方法にも通じますが、定期的に緊張と弛緩のサイクルを作るということですね。
ただ、ちょっとしたスキマ時間ができたとしても、何も考えてないとスマホでゲームを始めたりしてしまいそうです。
そこで、本書ではスキマ時間に遊ぶための準備として、「遊びのTODOリスト」という考え方が紹介されていました。
「仕事のTODOリスト」は使っている方が多いと思いますが、それと近いイメージで、次に遊ぶべきことは何かを書き出しておく感じですね。
こうすることで、漠然とやりたかった遊びをスキマ時間を利用してやることができます。
樺沢先生は、映画鑑賞が趣味なので、「遊びのTODOリスト」には見たい映画がリスト化されているようです。
自分含めて、日本人は遊んだり休んだりするのが苦手な人が多いです。
この「遊びのTODOリスト」を有効活用することで、常に仕事で緊張しっぱなしになるのではなく、程よく遊びで緩みの時間を持つことも重要だと思います。
まとめ
本書「神・時間術」には、今回紹介していない内容も多く、かなりの良書です。
自分自身、これらを実践することで少しづつ人生が好転しています。
皆さんも、是非思い通りに時間を使ってよりよい人生を目指してみてください!
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