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【メリットあり】生活水準を上げすぎずに幸せに暮らす方法

悩む人
・収入が上がると、ついそれに合わせて生活水準を上げてしまってお金が貯まらない
・生活水準を維持しながら、少ない収入でも平和に暮らしたい

といった悩みに答えます。

現在の我が家は、収入に比べて生活水準を低めに維持できており、この記事で紹介する様々なメリットを享受できています。
この記事を読むことで、生活水準を上げすぎずに暮らしていく方法と、そのメリットがわかります。

生活水準を上げすぎずに幸せに暮らす方法

欲望に優先順位をつける

まずやるべきことは、欲望に優先順位をつけることです。
これは、名著「バビロンの大富豪の教え」に出てくる考え方です。

収入の10%を貯蓄し、残りの90%で叶えられない欲望は諦めなさい

皆さんは、「庭付きのいい家に住んで、カッコいいクルマに乗って、、」など大小様々な欲望をお持ちのことと思います。
欲望が全くない人はいないし、それ自体は健全な状態で全く問題ないです。

ただ、問題は自分の身の丈に合わない欲望まで叶えようとしてしまうことです。
例えば、自分の蓄えでは足りないにも関わらず、ローンを組んで高い水準の家やクルマを購入する、といった感じですね。

「その家、クルマ、本当に必要ですか?」

子どもを庭や広い部屋で思いっきり遊ばせてあげたい、という場合は広めの戸建てを賃貸で借りて住むか、中古物件でも良いですよね。
通勤にクルマが必要ということであれば、中古の軽自動車で十分ではないですか?

もちろん、個人の価値観を否定するつもりはありません。
夢のマイホームも、カッコいいスーパーカーも、本人が納得した上でなら全く問題ないと思います。

ただ、生活水準を不要に上げないようにするためには、可能な限り自分の収入の90%内で欲望を叶えることを心がけることがとても有効な方法ですよ。

他人と比較しない

生活水準をつい上げてしまう大きな要因として、他人と比べてしまうことがありますよね。
人間の性質として、他人と比較して自分の生活水準が低いレベルにあると感じると、周りに合わせて見栄を張るために生活水準を上げてしまいがちになります。

例えば、友人が高級バッグを持っているから、話を合せるためにそんなに欲しくもないバッグを購入するとかですね。
この場合は、自分の意志とは関係なく、なんとなく周囲に合せるためにお金を使っていますね。

また、収入が高い人ほどお金が貯まらないのは、自分は高収入だというプライドもあり、見栄のために生活水準を上げてしまう傾向にあることが原因です。

この対策としては、「そもそも他人と比較しない」「他人は他人、自分は自分の人生を生きる」という価値観を持つことです。

大げさに聞こえるかも知れませんが、お金は自分の存在そのものの一部(時間、労力)を売って、その対価として得ることのできるとても貴重なものです。
そんな貴重なお金を、他人の価値観に合わせるために使うのはもったいないとは思いませんか?

他人に合せるために使うくらいなら、自分の大切な人と過ごす時間のために使うなど、より有効なお金の使い方を考えるようにして下さい。

常識を疑う

常識を疑うのも、かなり有効な方法です。
なんとなく常識だから使っているけど、そこまで必要ではない物を買ってしまったという経験ありますよね?

具体的には、旅行先で買った置物、キーホルダーなどです。

また、少し極端な例ですが、常識を疑うべき例としてシャンプーを挙げておきます。
今は当たり前のように毎日シャンプーをしますが、よく考えると江戸時代まではなかったはずですよね。

人間の頭皮には自浄作用があるので、放っておいても清潔な状態を保てるんです。
(ホームレスの方たちの髪が割と豊かなのはそのためでもあります。)
またシャンプーを使っていないと公言しているタレントとして、タモリさん福山雅治さんがいますね。

大正〜昭和にかけてシャンプーメーカの広告宣伝によって徐々に毎日シャンプーすることが常識だということになっていったのです。

常識だということで思考停止して、本来不要なことにお金を使ってしまっているいい例ですね。
せっかくなので、少し関連画像を貼っておきますね。


こちら1932年(昭和7年)の広告です。
「月2回は」髪を洗うことを推奨していますね。


こちらは1935年(昭和10年)の広告です。
「月2回から週1回に」なっています。


こちらは1965年(昭和40年)の広告です。
「夏場だけは5日に1回洗おう」となっています。

出典:https://ameblo.jp/shigeeuph/entry-12373698648.html
引用元:ズボラで美人道☆快適!ナチュラルライフのススメ

この他にも、世間の常識だから、という理由で無意識に不要な物を買ってしまってないでしょうか?
常識を疑って、不要なことにお金を使ってしまわないように注意しましょう。

生活水準を上げすぎないメリット

お金が貯まる

収入が上がったりしても生活水準を上げずに維持することができるようになると、当然ですがお金が貯まるようになっていきます。

貯まったお金は、自分にとって本当に価値のあることに使うようにしてください。
大切な人と過ごすために使っても良いですし、自己投資をして自分の価値を上げることに使ってもいいと思います。

このループを作ることで、さらに人生を充実させることができるはずです。

心が平穏になる

生活水準を上げずに維持する方法を身につけることで、自分の欲望に振り回されることなくなります。
本当に自分必要なものとそうでないものを見分けることができるようになるので、満足するまでのしきい値を小さくできます。

また、生活に必要な金額を少なく抑えることができているので、稼ぐことに対するプレッシャーも小さくできますよね。
結果としてお金や生活に関する不要な心配を抱えることなく仕事に集中できるので、仕事で結果を出しやすくもなります。

収入が減少した場合でも対応可能

普段から身の丈に合った生活水準を維持することで、不測の事態で収入が減少した場合でも対応することができます。

まず普段からお金が貯まるようになっているため、貯金に余裕がありますよね。
また、収入が減少した場合でも生活水準を収入の割に低めに設定しているために、収入の減少分を吸収することができます。

今回のコロナ禍では、収入の減少に直面した方も多かったことと思います。
そのような不測の事態に備えるためにも、普段から生活水準は上げないほうがよいのです。

生活水準を一度上げてしまったら簡単には元に戻らない


人間の欲望には限りがなく、放っておくと際限なく物を欲しがるようになってしまいます。
その性質を説明する法則として、以下のようなものがあります。

限界効用逓減の法則

〜限界効用逓減の法則〜
一般的に、財の消費量が増えるにつれて、財の追加消費分(限界消費分)から得られる効用は次第に小さくなる、とする考え方。

Wikipediaより引用

富を得れば得るほど、その富から得られる満足度は減少していくという法則です。

例えば、設計や内装にこだわり抜いて、考えうる最高のマイホームを購入するとします。
購入した最初の数カ月は満足度が高い状態ですが、その後は慣れてしまいます。

そして、今度は高級なマイホームに合わせて高級車も欲しくなり、購入します。
その場合、最初にマイホームを手に入れたときより満足度は低くなってしまうのです。

このように、欲望を満たそうとすればするほど新しい欲望が沸き起こり、それを叶えるたびに得られる満足度が小さくなるという恐ろしい状況になってしまいます。
つまり、人間の欲望には限りがなく、求め続けてしまうといつまでも満たされない不幸に陥ってしまうのです。

ラチェット効果

経済学等で用いられる用語。指標Aが上昇・増加するのに伴い、上昇・増加していた指標Bに関して、指標Aが下降・減少に転じても、それに伴う下降・減少と容易にならない状況、即ち、下方硬直性を有する状況を言う。家計における、収入に対する消費の性向に典型的に見られる。

Wikipediaより引用

ちょっとわかりにくい説明ですね。
要は、一度上げてしまった生活水準は簡単には元に戻らないということです。

例えば今回のコロナ禍のように、景気が悪化して収入が大幅に減少した場合でも、生活水準を下げることはほぼ不可能なのです。

ここまで紹介してきたように、生活水準を身の丈に合ったものに維持することで、人生のあらゆる面でいい影響が現れてくるはずです。
人生から不要なものは削ぎ落として、身軽に人生を楽しむ方が増えると嬉しいです。

最後に、一言。
「生活水準は死んでも上げるな!」

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